びくドで男を上げろ! (2004.10)

ハンバーグ分けの話
http://oak.zero.ad.jp/bee/sansuu/hamb/hamb.html

何等分するかなんてことはどうでも良い。理系頭文系頭、興味ねぇ。
それ以前に300グラムのディッシュを頼んでしまう旦那は男として失格だ。問題外である。イーストエンドは問題外。男は黙って400のステーキを注文するもんだ。
確かに同じ重さのハンバーグだと、値段も安くてライス・サラダが付いてくるディッシュはお得だと言える。ディッシュにすることで数百円は安くなる。
だがそれを妻と言えど女の前で、背中を丸めて「お得イズムお得イズム」とか言いながら、安いディッシュのしかも半端な大きさのものを注文する。
それを何等分したかという話をWebに図まで使って説明して知的なイメージを装い、ディッシュを頼んでしまった不甲斐なさをカモフラージュしようとするセコさ!
そこにはダンディズムのダの字もなく、会社の窓際族のやるせなさ、安月給で安普請、ローンの支払いなどといった、しょうもない現実が横たわるだけである。
せめてびっくりドンキーに行った時くらい、ヨメにもびっくりさせないと。「Suprised Donky」の名に恥じないように、男を上げないとダメだ。
ガストでさえハンバーグはプレートの上に乗って出てくるのだぞ。熱いプレートの上で初めてジューシーな肉汁が染み出てくるのだ。
その400グラムのわらじサイズの巨大ハンバーグを食い荒らす。この日ばかりは肉食動物になる。獲物を捕らえて食いちぎる、男には時にはこれが必要なんだよ。
確かにディッシュであってもれっきとしたびっくりドンキーのハンバーグだ。だがしかし一度ステーキを食った者は二度とディッシュに後戻りは出来ない。Aセット・Bセット・Cセットのどれをチョイスするかという次のステージに行くのである。
一度一緒にびくドに行って、共にステーキを食った男が、次に行ったときに「200gのディッシュで」などといった女の腐ったようなぬるい注文をしたら、俺はそいつを認めないし、軽蔑するだろう。
年中無休のびっくりドンキーへは週に3回、4回と行くことは大いに結構だが、せめて週1、肉食動物になる特別な日があってもよいのではないかと最近よく思う。